海外移住する前に準備しておくべきことって何かな?
今回は、こんな疑問にお答えします。
わたしは2013年にカナダへワーホリ、ワーホリ中に出会った今の夫と4年の遠距離恋愛を経て、2017年に結婚を機にカナダへ移住してきました。
海外に住む拠点を変える前には、日本でやっておくべき準備や手続きが山のようにあり、大変だった思い出があります。
海外に移ってきた後に「あ〜、あれやっておけばよかったな〜」なんて思うことも…
そこでこの記事では、わたしの失敗談なども含め、海外移住する前に準備しておくべきリストを作ってみました。
ワーホリや留学、海外赴任など海外へ移住を計画している方は参考にしてみてくださいね♪
海外移住前の準備リスト16選!
海外移住前に準備しておきたい手続きを16選リスト化してみました。
どれも忘れると困るものばかりなので、渡航前に必ずチェックしておきましょう^^
- パスポートの発行・更新をする
- ビザを取得する
- クレジットカードの発行をする
- 航空券を購入する
- 歯科検診をしておく
- 住居退却連絡+ガス・水道・電気・インターネット解約手続きをする
- 各種住所の変更をする
- 海外転出届を提出する(住民票を抜く)
- 年金の手続きをする
- 住民税の代理納付を頼む
- 郵便物の転送届を提出する
- 荷物の仕分けをする
- スマホの解約手続きをする
- 海外保険に加入する
- 移住先の場所・行き方を確認する
- 在留届を提出する(オンライン)
1. パスポートの発行・更新をする
まずは、パスポートから!
パスポートを持っていない方は発行、持っている方も有効期限の確認をしておきましょう。
パスポートがなければ航空券を買うこともできないし、ビザを取ることもできないからね
パスポートは申請してから受け取りまで1週間ほどかかります。(外務省ホームページより)
パスポートの残存有効期間は渡航する国によって異なります。それぞれの国の日本国大使館のホームページで確認しておきましょう。
余裕を持って数ヶ月前から準備しておくといいかも!
2. ビザを取得する
ワーキングホリデービザや学生ビザ、ワークビザ、永住権ビザなど目的に合わせた移住先の国のビザを取得します。
ワーホリビザは申請から取得までに2ヶ月〜、永住権は1年以上かかりますので、各国の移民局サイトを参考に早めに計画するのがベスト!
またビザとは別に、アメリカではESTA、カナダではeTAが入国時必要になるので忘れずに。
3. クレジットカードの発行をする
クレジットカードを持っていない方は、仕事をしているうちにクレジットカードの発行をしておくのをおすすめします。
海外に住んでいると日本のものが恋しくなるものです。
海外から日本のオンラインショップでお買い物をしたり、海外からU-NEXTなど動画配信サイトを楽しみたい場合、海外発行のクレジットカードは受け付けてくれず、日本発行のクレジットカードが必要になってくることが多々あります。
海外移住後は、日本に住民票登録がないことなどから日本のクレジットカードを発行することが難しくなるので、移住前に最低1枚は作っておくと安心です。
クレジットカードを解約して移住してきてしまって、後悔してる方が結構いるよ
おすすめのクレジットカードは、わたしも持っている「楽天カード」です。
なぜおすすめかというと、海外からでもポイントが使えるから!
例えば、楽天カードを使って楽天ショップでお買い物して、ポイントをゲットorポイントでお買い物。楽天グローバルエクスプレスを使ってその商品を海外へお届け。その際にも、楽天ポイントで送料を支払うことができます。
ちなみに楽天グローバルエクスプレスとは、いろんなオンラインストアでお買い物した荷物をまとめて梱包して海外の自宅まで届けてくれるサービスです。
日本のオンラインショップで商品を買いたい!でも海外に配送してくれない…って時に便利なサービスだよ^^
詳しくは別記事の「楽天グローバルエクスプレスの評判や使い方」で。
他のカードだとポイントが貯まっても国内でしか使えないものが多いので、海外移住者は「楽天カード」を一つ作っておくとお得かなと思います。
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楽天ポイントは、楽天リーベイツからも貯めることができます。詳しくは↓
4. 航空券を購入する
パスポートとビザ関連の手続きが終わった後は、航空券の購入をします。航空券は出発3ヵ月前に購入するとお得だといわれています。
チケットを安く買うならHIS(エイチ・アイ・エス)がおすすめ!
留学やワーホリ、観光ビザで入国する場合は、基本的に帰りの航空券も必要になりますのでご注意くださいね。
入国審査で提示を求められる場合もあるよ!
HISで航空券のチケットを購入する場合は、楽天リーベイツ経由で購入するのを忘れずに!購入価格の1.0%が楽天ポイントとして還元されます♪(※ポイント還元の割合は時期によって異なる場合があります)
5. 歯科検診をしておく
日本の健康保険が切れる前に一度歯科検診をしてもらいましょう。
健康保険制度がある国でも、歯の治療は保険に含まれていないことがほとんどです。
虫歯一本の治療で10万円以上かかることも稀じゃありません
気になるところは治療してから行くのをおすすめします。
6. 住居退却連絡+ガス・水道・電気・インターネット解約手続きをする
住居退却連絡、ガス・水道・電気・インターネット関連は、1、2ヶ月前など早めに知らせる必要があります。
住居
不動産の管理会社の契約に沿って1~2ヵ月前に退去通知をします。
この時、最後の家賃や連絡先として日本の住所・電話番号が求められるので、実家や親戚にあらかじめ相談しておきましょう。
ガス・水道・電気・インターネット
ガス、水道、電気、インターネット関連も早めの契約解除連絡が必要です。
住んでる自治体によって異なりますので、解約時期や方法を聞いておきましょう。
こちらも最終支払い分がどうなるのか確認しておき、親戚の助けが必要な場合は事前に相談しておきます。
7. 各種住所の変更をする
クレジットカードや銀行に登録している住所を実家や親戚の家などに変更しておきましょう。
特にクレジットカードは更新の時に、登録されている住所に送られてきます。セキュリティー上、信用できる方にお願いしておくといいですよ^^
ちなみに、海外の移住先住所は登録できないので注意。
というのも、クレジットカードや銀行口座の保持は基本的に国内在住者のみという規定があります。
つまり、海外へ移住してしまうと原則解約をしなければなりません。ただこの辺はグレーゾーンで申告をしなければ今のところ保持が可能になっています。
最近マイナンバーカードとの紐付けを進めているので、マイナンバーカードを持っていないわたし達海外移住者は、今後保持できない可能性も高くなっています。
日本の銀行口座やクレジットカードがあるといろいろ便利なので、このまま何事もなく保持できればいいのですが…こういう現状なので一応頭の片隅に入れておくといいかもしれません。
8. 海外転出届を提出する(住民票を抜く)
管轄の区市役所に、パスポートを持って海外転出届を提出します。
この海外転出届を提出することで、以下のことが起こります。
- 日本国内に住民票の登録がなくなる
- 国民健康保険に加入できなくなる
- 国民年金は任意加入になる
- マイナンバーカードを返納する
「一時帰国の時に日本で医療制度を受けたい!」など国民健康保険を保持していたいという方は、あえて海外転出届を出さないという方法もあります。
- 引き続き住民税の支払いが必要になる
- 国民健康保険を維持できるけど、保険料の支払い必須
- 国民年金保険は強制加入なので、保険料の支払い必須
- マイナンバーカードはそのまま保持できる
日本在住の時に受けることができるサービスは一時帰国の際に受けれるけど、その分支払いがあるから負担は増えるよ
個人的には、1年以上海外に移住する場合は、住民税や保険料の支払いが負担になってしまうので住民票を抜いてしまう(海外転出届を提出する)方がいいかなと思います。
おまけ
一時帰国の時だけでも住民票を戻して、国民健康保険って入れる?
カナダでは歯の治療が保険の対象に入っていなく、一時帰国の際に日本で治療できれば…!と思い、一時的な国民健康保険の加入について調べてみたことがあるんですが、残念ながら海外の住所を主とする場合は原則できないようです。
参考:国外からの一時帰国(短期滞在)における国民健康保険の手続きについて
ただ数ヶ月など中〜長期日本に滞在する予定の方はできるかもしれないので、近くの区市役所で聞いてみてくださいね!
9. 年金の手続きをする
前述したとおり、国内に住民票がある場合は原則国民年金は強制加入、海外転出届を出した場合は任意加入になります。
任意なので、自分の希望する方で手続きを進めます。
- いずれ日本に帰国する予定があるor将来海外から年金をもらいたい方
→任意加入手続きをする(参考:国民年金機構公式サイト) - 国民年金に加入したくない方
→海外転出届を提出するのみ(別途手続きは必要ない)
ちなみに、海外から保険料を納付するには、「国内にいる親族などに頼んで納める方法」と「日本国内に開設している預貯金口座から引き落とす方法」のいずれかになります。
10. 住民税の代理納付を頼む
基本的に、住民税の支払いは前年度の収入から計算され、前年度分の住民税を翌年に納付しています。
つまり、一年遅れての支払いになるんですね。
会社勤めをしている人は給料から自動的に天引きされているから分かりにくいけど、今天引きされている住民税は前年の住民税を分割して支払ってるんだよ
海外転出届を出すと住民票が日本国内から抜けるため、翌年1月1日以降の住民税は支払う必要がありません。しかし、今年の住民税は翌年(海外移住後に)納付しなければならないのです。
その住民税の納付書は翌年6月くらいに届きます。納付書は海外に直接届けてくれませんので、親族にお金を預け、代理で納付してもらう必要があります。
海外転出届を出さず、住民票を抜きたくない方も海外から住民税の支払いはできないので、親族に頼んでおくのを忘れずに…!
11. 郵便物の転送届を提出する
現在住んでいる住まいを引き払う場合は、郵便物の転送届を提出しておきましょう。
こちらも海外の住所には転送してくれないため、実家など日本の親戚を新住所として登録します。
参考:郵便局 転居・転送サービス
12. 荷物の仕分けをする
遅くても出発2週間前までには、荷物の仕分けを済ませておくのがおすすめ!
電気製品や家具関連は現地でも調達できます。
わたしは移住前に日本で炊飯器を買って持っていきましたが、カナダでも同じのが売っていましたし、ヘアアイロンやドライヤーも同じようなブランドがあります。
特に日本から持っていかなければいけない家電製品はないかな〜というのが私の個人的な感想です。
各国によって電圧・プラグ形状が異なるため、日本で使っている電化製品が海外でそのまま使えるとは限りません。各国の電圧・プラグ形状と移住先の電圧・プラグ形状を必ず確認しましょう。
カナダの電圧・プラグ事情は別記事でまとめています↓
日本食は場所によっては手に入らないことが多いので、日持ちする乾燥系や缶詰、調味料はあると重宝しますよ^^
例えば…
- 乾燥わかめ
- 麺類(そうめん・そばなど)
- 即席みそ汁
- カレー粉
- お菓子類
- 缶詰系(サバ缶や明太子缶など)
- 100均の便利グッズなど
海外在住者が一時帰国する時の買い物リストも参考にしてみてね!
あと日本の書籍も海外では手に入りにくいからあるといいかも…!ちなみに日本の書籍をKindleで購入することはできます。
国際郵便は郵便局や大手引っ越し業者で行っています。配送日数や料金、補償などを考慮して決めていきましょう♪
少し時間がかかっちゃうけど、郵便局の船便が安くておすすめだよ!
13. スマホの解約手続きをする
現在使っているスマホの解約手続きをしましょう。
解約したい当日に電話で解約できる会社や事前に手続きが必要な会社などキャリアによって異なります。事前に調べておいてくださいね!
現在使用しているスマホを海外でも使いたい場合は、SIMロックがされているかを調べ、必要に応じてSIMロック解除を行いましょう。
利用しているキャリアのみで使えるようになっているスマホのこと。例えば、ドコモで買ったスマホがSIMロックされている場合、そのスマホはドコモの回線でしか使えません。
SIMロックの解除は各キャリアで対応してもらえます(手数料あり)
<参考>
・ドコモSIMロック解除方法
・au SIMロック解除方法
・Softbank SIMロック解除方法
ただし、現地で新しいスマホ+契約をした方が割引になる場合もあるので、よっぽど気に入ってるスマホでない限り、わざわざSIMロック解除をしてまで持って来なくてもいいかなという気もします。
私はお金を払ってSIMロック解除をしたんだけど、結局カナダ現地で新しいスマホを買ったから必要なかったと後悔〜!
14. 海外保険に加入する
留学やワーホリ、ワークビザで入国する場合は、海外保険に加入しておきましょう。
また、現地で永住権を取得する予定の方も、現地の健康保険が発行されるまでの間は個人で保険加入が必要です。
いつ何があるかわからないからね
海外では無保険の場合、風邪で病院に行くだけでも初診料で数万円はかかります。救急外来だと受付だけで6万円も掛かった友人がいました。(その友人は後日保険会社から傷害保険の補償が適用されました)
入院・手術になると100万円超える場合もあるので、忘れないように加入しておきましょう。
15. 移住先の場所・行き方を確認する
一時的にホテルに泊まる場合はホテルの手配、ホームステイや滞在予定のアパートや家が決まっている場合は契約内容や住所を確認しておきます。
空港から滞在先への行き方もチェックしておきましょう。
- シャトルバス
- Uber
- タクシー
- 公共交通機関(電車・公共バスなど)
空港までお迎えが来るときは、その方の電話番号を控えておくといいよ!
16. 在留届を提出する(オンライン)
3ヶ月以上海外に滞在する場合は、在留届の提出が必要です。
在留届を提出すると、海外現地での事件や事故関連の連絡や生活に役立つ情報が領事館からメールで不定期に配信されます。
申請に必要なものはこちら。※オンラインでの申請になるので手元に用意しておきましょう。
- パスポート(日本国旅券番号)
- 本籍地
- 自宅等連絡先(住所、電話番号等)
- 緊急連絡先(住所、電話番号等)
- 日本国内連絡先(住所、電話番号)
- 同居家族連絡先(携帯、メール)
海外移住の準備!お金の移動はどうする?
海外移住の際に悩むのがお金の問題。
移住となると大きなお金の移動になるので、どういう方法が一番安全でお得か気になるところですよね。
海外にお金を持っていくには、主に4つの方法があります。
移動方法 | 安全性 | お得か | 限度 | 期間 | サイト一覧 |
---|---|---|---|---|---|
現金 | なくしたら終わり | 両替レートによる | 各国による (ex. カナダでは1万カナダドル(約100万円)以上の場合申告が必要) | ー | ー |
海外対応 デビットカード | なくしたら利用停止手続き&再発行 | 両替所よりは安く済むことも | 口座残高の範囲内 (※現地ATMの対応限度額にもよります) | 即時ATMで引き出せる | 楽天銀行 Sony Bank Wallet etc |
銀行海外送金 | 補償があるので安心 | 手数料が高い | 1回あたり 100万円ほど (銀行による) | 約5営業日 (銀行による) | ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三菱UFJ銀行 三井住友銀行 楽天銀行 etc |
Wise (旧Transfer Wise) | 補償があるので安心 | 手数料が安い | 1回あたり 100万円 | 1-2営業日 | Wise |
私の個人的な意見として、
- 数万円を現金で持っていく
- 現地で銀行口座を開設した後、Wiseでまとまったお金を送金する
- 口座開設・Wiseのお金が届くまでの間、海外対応のデビットカードで生活する
が一番リスクが低く、手数料が抑えられるお得な方法でおすすめ。
Wise(旧Transfer Wise)とは、銀行での国際送金より速く、格安の手数料で海外へ送金できるサービス。
Wiseでは独自のシステムを持っているので、速くて安い海外送金を可能にしています。
例えば、通常銀行での国際送金は送金銀行(日本)→中継銀行→中継銀行→受取銀行(アメリカ)と多くの中継銀行を経由します。そのため手数料が高くなってしまうんですね。
一方Wiseでは、各国にあるWiseの口座にお金を入金(日本)、受け取り国のWiseの口座から受取銀行(アメリカ)に振り込まれるという仕組みになっています。実際にお金を海外に送金しているわけではないので手数料も安く、受け取りも早くなっているわけなんです。
実際に私もWiseを使って日本→カナダに何度も送金しています。毎回振り込んで2日以内にカナダの銀行へ振り込まれているので、とても助かっています。
Wiseは下の紹介リンクから登録(無料)すると$800の送料手数料が無料になります↓
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日本海外在住者に人気の海外送金サービスです。
海外間の送金が安くて早い、[手順]
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ぜひ活用してね!
ちなみに上の準備リストの中でも触れましたが、家賃・水道光熱費の最終支払いやスマホの最終支払いなど数ヶ月たって口座引き落としになるものもあります。その分口座にお金を残しておくのを忘れずに…!
ワーホリ・留学でのお金の持って行き方は他の記事でもまとめてます↓
海外移住の準備リストとお金の移動:まとめ
今回は海外移住前にの準備リスト16選とお金の移動方法をご紹介しました。
海外移住準備リスト16選!
- パスポートの発行・更新をする
- ビザを取得する
- クレジットカードの発行をする
- 航空券を購入する
- 歯科検診をしておく
- 住居退却連絡+ガス・水道・電気・インターネット解約手続きをする
- 各種住所の変更をする
- 海外転出届を提出する(住民票を抜く)
- 年金の手続きをする
- 住民税の代理納付を頼む
- 郵便物の転送届を提出する
- 荷物の仕分けをする
- スマホの解約手続きをする
- 海外保険に加入する
- 移住先の場所・行き方を確認する
- 在留届を提出する(オンライン)
お金の移動は、これがベスト!
- 数万円を現金で持っていく
- 現地で銀行口座を開設した後、Wiseでまとまったお金を送金する
- 口座開設・Wiseのお金が届くまでの間、海外対応のデビットカードで生活する
クレジットカード関連、役所系の手続きなど忘れると厄介なものがたくさんあります。
日本はいまだペーパー社会なので、オンラインでできるものが少ないんだよね…
ここでリストしたことは重要なことばかりなので、海外移住が決まったら余裕を持って少しずつ準備していきましょう^^
この記事が誰かの役に立てばうれしいです♪
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