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日本の身内に不幸があった場合の航空券の割引制度【ビリーブメント運賃】

ビリーブメント運賃海外生活
komachi
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日本の身内に不幸があったときに利用できる航空券割引制度(ビリーブメント運賃)について聞いたことはありますか?
あまり使う機会があってほしくないですが、私は今年この制度を使いました。
申請の仕方など体験談をご紹介します。

最近は国際結婚をして海外に移住したり、仕事の関係で海外駐在をしていたり、日本人が海外に住むという機会が多くなりました。

普段はあまり考えないですが、日本に住んでいるあなたの両親や祖父母、兄弟姉妹に不幸が訪れることがいつかあると思います。

【体験談】
私はカナダに移住して2年後に突然、元気だった父に訪れました。

朝起きて「父が脳出血で危篤状態。今夜が危ない」と母親から連絡があり、すぐに日本行きの航空券を取りました。
たまたまゴールデンウィーク中だったので飛行機が満席で取れたのは翌日のフライト。航空券は旦那と2人合わせて片道40万ほどかかりました。
結果的に父は一命を取りとめ、1か月後にカナダへ帰国。

航空券は往復で2人合わせて70万ほどかかりました。
父親が回復してくれたのでなによりですが、今回の航空券の高さに旦那と2人で驚愕!

ちょうど日本滞在中にビリーブメント運賃というものがあることを知って今回使用したエアカナダで申請し、少しですが返金されました。

今回は海外在住の方が身内に不幸(危篤・死別・葬儀参列)があり、急遽日本に帰国が必要になった時に航空券の割引が受けられる『ビリーブメント運賃制度』についてまとめました。自分の体験から申請の仕方、申請に必要な書類などもご紹介します。

海外在住の方はこの制度を頭の片隅に入れとくと、金銭面で少し助かるかもしれません。

ビリーブメント制度とは?

Bereavement(ビリーブメント)とは、直訳すると「死別」や「身内に不幸が起こる」 という意味で、ビリーブメント制度とは『身内に不幸が起こった方の制度』になります。

航空会社によって違いますが、Bereavement Fares、Bereavement flightsなどと表記されています。

ビリーブメント制度が受けられる航空会社

ビリーブメント制度が利用できる航空会社は、以下の4社になります。(2019年11月現在

Delta Airlines(デルタ エアライン)
Air Canada(エアカナダ)
Lufthansa(ルフトハンザ航空)
WestJet(ウエストジェット)

以前は多くの航空会社で提供していたのですが、年々減ってきてるようです。
日本の航空会社は残念ながら提供していません。
ユナイテッド航空ではビリーブメント運賃の提供は2014年に終了したようですが、返金リクエストをすれば返金される場合があるようですので、詳細は航空会社にお問い合わせください。

ビリーブメント制度が受けられる条件は?

それぞれの航空会社によって異なりますが、実際に私が使用したエアカナダはこちらになります。
※大体同じ条件ですが、詳細は各航空会社にお問い合わせください。

・親族が危篤またはなくなった場合
・出発が予約の10日以内で、滞在が60日を超えない

<親族の定義>
・配偶者
・子供
・親
・祖父母
・兄弟姉妹

エアカナダでは事前に電話または空港発券カウンターで申し込むか、事後申請(90日以内)が可能です。
他の航空会社は事前に電話のみのところが多いようです。

ビリーブメント運賃の申請の仕方

ビリーブメント運賃の申し込みの仕方、必要書類についてご紹介します。
※ここで紹介するのはエアカナダでの流れになりますので、他の会社を使う場合は各航空会社にお問い合わせください。

エアカナダでは3つの方法で申請することができます。

事前に電話で申請する

ビリーブメント制度を利用して電話で航空券を購入する方法です。

エアカナダのお問合せにある『エア・カナダ予約センター』の電話番号から申請を行います。
その際に以下のことを聞かれるので、答えられるように事前に準備しておきましょう。

・親族の名前
・危篤やなくなった親族とあなたの関係
・病院または施設の名前と立会い医師の情報(名前、住所、電話番号)  又は
・斎場の情報(名前、住所、電話番号)、および葬儀の日時

エア・カナダの空港発券カウンターで航空券を購入する

空港の発券カウンターでビリーブメント制度を利用して航空券を購入する方法です。
カウンターで購入する際に必要になるものはこちら

・なくなったことを証明するもの(コピー)
・親族が危篤状態であることを証明するもの(立会い医師または病院発行の証明書)

事後申請

事後申請は、航空券発行日から90日以内に『航空券の払い戻し請求フォーム』に必要事項を記載して以下のいずれか1点を一緒に提出します。

・なくなったことを証明するもの(コピー)
・検察官または斎場責任者発行の証明書
・立会い医師/病院発行の証明書(原本またはコピー)
・自治体発行のなくなったことを証明する書類

払い戻しのリクエストは郵送でも受け付けています。
詳しくはこちら

【体験談】実際に私がした申請方法

私は事後申請を利用しました。
というのも、このビリーブメント制度に気が付いたのが日本滞在中だったからです。

1ヵ月日本に滞在し、カナダに戻ってきた後 『航空券の払い戻し請求フォーム』 から『立会い医師/病院発行の証明書(原本) 』をスキャンしてフォームに添付し、オンラインで申請しました。

すると数日後にエアカナダの方から審査が通ったとのメールが届き、各航空券につき約3万円の返金をしてもらえました。(往復 × 私と旦那2人分で合計12万円ほどの返金)

komachi
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思ったほど割引はなく、ないよりはまし程度でした。

ちなみに、証明書である『立会い医師/病院発行の証明書』をもらうのに少し苦労しました。
この制度、日本でもあまり認知されておらず、病院の証明書発行窓口や看護師さんに聞いてもどんな証明書を作ればいいのかわからないと言われ(フォームがないので)、結局ナースステーションの事務の方に作ってもらうことになったのですが、翻訳や名前の間違えや情報不足やで2週間くらいかかりました。

『立会い医師/病院発行の証明書』に必要な情報をエアカナダに問い合わせたところ、以下の情報が英語で書かれていることだそうです。

・患者情報(名前や生年月日)
・危篤と判断したということ
・判断した医者の名前とサイン
・病院の名前、住所、連絡先

日ごろから突然の不幸にそなえておく

あまりあってほしくないことですが、いつかは訪れるその日のために日ごろからすぐに日本に行けるように準備が必要だなと今回の経験で感じました。

<普段から準備しておくべきこと>
・パスポートの有効期限のチェック
・お金(航空券や日本滞在の分)
・日本の親族の連絡先
・ペットを飼っている場合、すぐに預けられる場所の確保(ペットホテルや知人など)
・日本に帰国した際の保険加入について

私は猫を飼っているのですが、今回たまたま他の国へ旅行を計画していたためペットホテルを確認していて、預ける前に必要なワクチンや検便などの検査をしていたのですぐに預けられましたが、預け先を考えていなかったら結構苦労していたと思います。

荷造りや仕事の整理、保険加入、さらにペットのことなど1日以内にすべてを行うのは想像以上に大変です。
日ごろから上記のことを確認して何かあったらすぐに飛んでいける環境を作っておきましょう。

まとめ

今回は、日本の身内に不幸があったときの航空券割引制度についてご紹介しました。

割引額は多くないですが、あった方が家計の負担が少しでも抑えられます。
海外在住の方は、このビリーブメント制度について頭の片隅に入れておくといいと思います。

ワーホリや留学、駐在で海外にいる方は入っている保険に緊急一時帰国用の渡航費がカバーされている場合がありますので、加入の保険会社に確認くださいね。

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