・カナダの冬を生き抜ける服装が知りたい
・トロントの冬ではどんな服装をしているの?
今回はこんな疑問にお答えします。
日本よりずーーーっと北の方に位置するカナダ!
カナダへ訪れたことがない人からすると、カナダの気温・服装は未知の世界ですよね!
カナダ・トロントではマイナス20度になることがしばしばあります。でも寒いからといってガチガチに防寒対策をすると、トロントなどの都市部ではちょっと後悔する面も!
2013年にカナダ・トロントに初めて来たときに失敗した服装の体験談を含めて、カナダ・トロントの冬の服装をご紹介します。
カナダ・トロント在住の私が、トロントの冬を乗り切る服装を教えるよ!
この記事で分かること!
- カナダ・トロントの冬の定番ファッション(服装)
- カナダの冬の服装の選び方
- 私がトロントの服装選びで失敗したこと
カナダ・トロントの冬の服装:定番ファッションはこれ!
カナダ・トロントの冬を生き延びるための服装は、こんなイメージ↑
服装のポイントは、フード付きアウターです。
日本ではアウターのフードはただの飾りですが、ここカナダでは寒さをしのぐための必須アイテム!フードを被ると横からの刺さるような冷たい風が顔に当たるのを防いでくれるんですね。
フードの縁にファーがあるほど暖かいのでおすすめ!
のちほど、それぞれの服装の選び方についてご紹介しますね(^^)/
カナダ冬の服装:トロントの気温はマイナス20度?!
カナダのトロントは、11月頃から急に寒くなり始め、1月、2月に寒さのピークになります。そして春の陽気は4月末頃で、5月初めにハイパークで桜が咲きはじめます。
トロントの冬は-20℃って聞いたのに、上のグラフを見ると、寒くても-6.7℃じゃん
そう思った方もいますよね。
実はカナダの気象情報には2つの気温が表示されているんです。
一つは「実際の気温」、もう一つはFeel Like(又はWind Chill)という「体感温度」。
体感温度は、その日の実際の温度に湿度や風の強さを考慮して算出されます。
特にトロントはビルも多いので、ビル風の影響で冬は実際の温度が-6度でもFeel Likeがマイナス20度、逆に夏は実際の気温が28℃なのにFeel Likeに38℃と表示されてる!!なんてこともよくあるんですね。
カナダの冬、特にトロントは風が強くて、突き刺さるようにして冷たいんです。冷たいというか痛い…
実際の気温をもとに服装を選んでしまうと外に出たとき凍えてしまうので、トロント民は「Feels Like(体感温度)」ベースで服装を選んでいます。
ではどうやってカナダの冬のファッションを選ぶのか、そのポイントと私の失敗談を含めてご紹介します。
カナダの冬の服装選び(主にトロント)のポイントと失敗談
カナダの冬を生き抜くために必要な服装選びのポイントをご紹介します。
私がトロントに住んでるのでトロントの冬の服装の選び方です。バンクーバーとかは参考にならないかも…
アウターはマイナス20度対応のもの!
カナダ・トロントの冬の服装に必要なアウター選びのポイントはこちら。
- 防水加工がされている
- フード付き(縁にファーが付いていると◎)
- お尻が隠れる長さ
- マイナス20度対応
冒頭の方でも書きましたが、フードは必須!!フードがないと顔が痛いです…
カナダに来てフードのありがたさに涙…(笑)
アウターの長さに関しては、お尻が隠れるまであると腰回りを温めてくれるのでオススメです。
あと重要なのが温度対応!日本で買うアウターにはマイナス〇度対応という表記が特にないので、もしかしたら初めて聞く人もいるかもしれません。
カナダで販売されているアウターには温度対応が表示されています。
これは実際のカナダグース
カナダグース
- 5~マイナス5度対応
- 0~マイナス15度対応
- マイナス10~マイナス20度対応
- マイナス15~マイナス25度対応
- マイナス30度まで対応
他のブランドではここまで種類はありませんが、トロントではマイナス20度対応のアウターがあるとベスト!
ZARAで、結構厚めだけど温度対応がないアウターを買ったら、風がアウターを突き抜けるので結局寒くて着れなかった思い出があります…
ただし、旅行やワーホリで一回くらいしかカナダの冬を越さない場合は、無理して買う必要はないかもしれません。
そもそも対応温度が低いほど、アウター自体も高いわりに、日本でこのマイナス20度対応のアウターを着るとかなり暑くて、結局日本に帰った後使わなくなる…なんてことも。
この記事の最後の方で書いてますが、トロントは地下道が発達していて、地上に出なくても広範囲で移動が可能です。
寒い日は、地下道を上手く利用して冬を乗り切るという手もありです。
インナーは薄手!ヒートテックはNG?!
カナダ/トロントの冬の服装に必要なインナー選びのポイントはこちら。
- 薄着のセーター
- 脱ぎ着できるとベター
- 場所によってはヒートテックはNG
カナダでは、アウターはガッシリ防寒対策をしている一方、インナーは薄手というのが主流です。
というのも、電車の中やショッピングモールなど室内が暑いんですね…!
外は体感温度マイナス20度、中は大体25度くらいで暖房が設定されています。中に入ってすぐは「暖か~い(*’▽’)」と喜ぶのもつかの間、数分後には汗だくに!
そんなこともあってカナダ人はダウンジャケットの下によく半袖Tシャツを着てるよ!
わたしがカナダに来て間もない頃、インナー用のヒートテックを着て、
(こんなやつ↓)
セーターにアウターという日本の冬では一般的な防寒スタイルでカナダの冬に挑み、外はなんとかOK。
しかし!
室内に入ったらヒートテック内で熱がこもり汗ダラダラに…インナーだから脱ぐにも脱げず…
その状態でまた外に出ると今度は汗が急激に冷たくなり、余計に寒い。
…結果、風邪を引きました( ;∀;)
汗で気持ち悪いし暑いし寒いしで、最悪な経験をしたので室内行動が多い場合はヒートテックはあまりオススメしません…
逆に、ナイアガラの滝やケンジントンマーケットなど外にいる時間が長い場合は、ヒートテックがあった方がいい場合もあります。
調節ができるように脱ぎ着できる服装が理想かな…!
ボトムスはあったかタイツ
次に、カナダ(トロント)の冬の服装に必要なボトムス選びのポイントはこちら。
- 厚めのレギンス
- ジーンズなら中に薄手のタイツ
- スカートはNG
ボトムスはとにかく厚手!
スカート+日本で売ってる薄手のタイツは寒すぎるのでNGです。
110デニールタイツでも履いている意味はありませんでした…
カナダの冬でも対応できるのがこんな感じのレギンス▼
これとっても暖かくて、風を一切通しません!
もしワーホリや留学でカナダの冬を越すならば1つは持っておきたいアイテム。
20ドル以下(約1800円以下)でARDENE、Just Cozy、Walmartなどで手に入ります。
ARDENE、Just CozyはトロントのEaton Centreに入ってるよ!
Just Cozyでは毎年ブラックフライデーで全品10ドルセールをしてるので、まとめ買いにおすすめ!私もいつも大量買いしてます。
ちなみにマイナス20度くらいになると、普通のジーンズでも風がすり抜けて冷たさを感じます。
ジーンズを履くときは下に薄手のタイツを履くといいかも!厚手すぎるとピチピチしちゃうから自分にあう厚さで。
本当に寒い日は、旦那もユニクロで買った男性用のタイツをズボンの下に履いてます(笑)見えないからね!防寒重視!
くつは防水スノーブーツ必須!
カナダ/トロントの冬の服装に必要なくつ選びのポイントはこちら。
- 分厚く、防水加工のスノーブーツ
- レザーブーツはNG
- 滑り止めが付いてるもの
一般的に1、2月はトロントでは大雪。
都市部は整備され、歩道の雪かきは頻繁にされているので、深い雪の中をズボズボ歩いていく機会は低いですが、足から寒さは伝わります。
そのためブーツは分厚め、できれば防水加工で、朝は凍ってる部分もあるので滑り止めが付いているスノーブーツ
わたしが使ってるスノーブーツはこんな感じ▼
中はもこもこしてて、底と足裏の厚さも厚く、地面から寒さが伝わりにくい構造になってます。
ヒールがあるブーツは滑るからNGだよ!
あと、レザーブーツもおすすめしません。
カナダの都市部、トロントでは歩道や車道の雪を溶かすため、このような「塩」を至る所にまいています↓
ただ塩をじゃりじゃり踏むぶんにはいいんですが、この塩が雪と混ざってくるとブーツについた雪が溶けて乾いたとき、白っぽくシミになってしまうんです…
これが本当に厄介で、濡れタオルで拭いても取れず、そのまま放置しておくとレザーブーツだと穴が開いてしまいます。
カナダに来たばかりの私はこれを知らず、お気に入りだったレザーブーツを泣く泣く捨てることに。なので、カナダの冬にレザーブーツを履くのはおすすめしません。
オシャレよりも機能性で選んだ方がいいかも!
マフラーはもこもこNG?
カナダ/トロントの冬の服装に必要なマフラー選びのポイントはこちら。
- フラットなマフラーがベター
- もこもこボリュームのあるマフラーは扱いにくいかも
マフラーはフラットの普通のマフラーがおすすめ!
マフラーの巻き方は、首に巻いてアウターの中にインが一番暖かさをキープできます。
カナダの冬、寒く感じるのは風のせいなので、なるべく風が入るスキマを埋めるのがポイント!
もこもこボリュームがあるマフラーだとアウターの中に入れられず、スキマから風が入ってくるので少し寒く感じるため、あまりお勧めしません。
また、こんな感じで首元にファーがくるタイプのアウターを着る場合は、マフラーは不要です。
帽子/耳当てはなくてもOK
カナダ/トロントの冬の服装には、帽子/耳当ては特になくてもいいかな~って言うのが個人的な感想。
ただ、アウターにフードが付いていなかったり、フードを被りたくない場合は、ニット帽
ニット帽+アウターのフードを被ってる人もいるよ!
寒がりな人にはおすすめ
持ち物はリュックがベスト!
カナダの冬、特に雪が降っているときの持ち物はリュックがベスト!
雪が積もっていたり、雨が降った翌朝などは路面が滑りやすくなります。滑って転んだ時、さっと手が出せるように手はフリーにしておくといいかも!
こっちに長年住んでるカナダ人でさえ転ぶことがあるので、雪になれてない人は特に気を付けよう!
カナダ・トロントの冬は屋外に出なくても遊べる
カナダの冬の服装についてご紹介してきましたが、そんな服装を気にせず、トロント市内では一歩も外に出ず遊ぶこともできます。
それは、TTCトレイン沿いの地下街(Path) 。
トロントのメジャーな5駅をつないだ巨大な地下街はギネスブックに載るほど!
- Dundas駅
- Queen駅
- King駅
- Union駅
- St. Andrew駅
オフィスやレストラン、アパレルショップ、ポストオフィス、銀行、映画館、フードコート、ショッピングモール、クリニック、ホテル、コンドミニアムなどなどすべて揃っています。
巨大なアリの巣みたいよね…!
トロントの寒すぎる屋外に耐えられなかったら、地下街という手もありますので覚えておきましょう^^
まとめ:カナダ/トロントの冬の服装は防寒対策を万全に!ただし着込みすぎるのはNG!
今回は、カナダ/トロントの冬の服装についてご紹介しました。
カナダの冬は防寒対策をしないと、「凍傷になる」そんな気候です。
トロントのストリートカーやバスはなかなか来ないので外で20~30分待つなんてよくあること。
しっかり防寒対策をした服装でないと凍え死んでしまいます。
普通のブーツを履いて、外で30分バスを待ってたら足の指が凍傷になりかけた苦い思い出もあります
日本みたいに「オシャレのために寒さは我慢」という考えは捨てて機能性を重視しましょうね!
YouTubeもやってます!トロントの様子
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