
なんでカナダは住みやすいといわれるの?
その理由が知りたい!
今回はこんな疑問にお答えします。
『世界で最も住みやすい都市』ランキングにいつも上位ランクするカナダ。
カナダに現地移住した私が、カナダの住みやすいといわれる理由を18つご紹介します。
この記事はこんな人におすすめです!
- 海外移住を考えているけどどの国がいいか悩んでる人
- カナダ移住を計画している人
- カナダに興味がある人
2019年カナダが住みやすい都市5~7位にランクイン!
2019年にイギリス誌エコノミストが発表した『世界で最も住みやすい都市』ランキング5位から7位にカナダがランクインしました。
1:ウィーン(オーストリア)
2:メルボルン(オーストラリア)
3:シドニー(オーストラリア)
4:大阪(日本)
5:カルガリー(カナダ)
6:バンクーバー(カナダ)
7:トロント(カナダ)
7:東京(日本)
9:コペンハーゲン(デンマーク)
10:アデレード(オーストラリア)
出典:The Guardian
『世界で最も住みやすい都市』ランキングに毎回上位ランキングするカナダの住みやすさの秘密をご紹介します。
カナダが住みやすいといわれる18つの理由!

カナダが住みやすいといわれる理由が18つありますのでご紹介していきます(^^)/
異人種に寛容

移民の国といわれるカナダは、今や国民の5人に1人が他の国から移ってきた移民で成り立っています。
その多様性から異人種に対しても寛容。
また、移民が多いということは私のような日本人がさりげなく移住しても外国人扱いされず馴染んじゃいます( *´艸`)
そこもカナダは住みやすいといわれる理由!

道を歩いてても観光客に道を聞かれることがよくあるの。
そんなことがあるたび、「私カナダの現地人として馴染んでるのかな~」と思うんだよね。
差別が少ない
異人種に対する差別だけでなく、性別や貧富の差、障害に対する差別もカナダではかなり少ないです。
カナダは2005年に同性婚が合法化しており、公的な書類やパスポートには第三の性「X」を導入するなどLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの略)先進国とされています。
また、カナダで就職する時の履歴書には顔写真や性別、年齢、国籍は記載しません。
全く差別がないといったらウソになりますが、他の国に比べて差別をする人が少ないといえるのは確かです。
空気がきれい
カナダは外に出ると深呼吸したくなるほどとっても空気がきれい!!
晴れてる日の空はこんなに青いの?!ってほど澄んでいます。
これはPM2.5を計測した大気汚染のレポートでも結果が出ています。
カナダの大気汚染レベルはほぼゼロに近く、世界的に見ても低くなっています。(上の図)
一方日本では、ときどきPM2.5の注意喚起が出るほどなので….言わなくてもわかりますよね((+_+))
ワーク・ライフ・バランスが良い
カナダではワーク・ライフ・バランスが良いのも住みやすいとされる特徴です。
- 残業なし
- 長期休暇もOK
- 家族優先
過労死なんて言葉はカナダにはありません。
根詰めずに適当に仕事をするのがカナダのスタイル。

適当で成り立ってるからすごいな~といつも感心(笑)
医療費が無料

カナダでは医療費が無料(歯科治療と処方薬は除く)です。
検査や治療・手術、入院費もすべて無料。治療/手術などで使う薬は無料なので無痛分娩も無料です。
これはかなり大きなメリットですよね( ゚Д゚)
日本では貯金や収入が高い人でも治療費で破綻してしまう人がいるそうです。
3割負担の日本でですよ(; ・`д・´)
カナダのお隣アメリカでは国民皆保険制度がないので医療に関してはかなり深い問題があります。
カナダでは医療費が無料ということで入院日数が短いなどデメリットもありますが、個人的には平等でよい制度だと思います。
社会保障制度が充実してる
カナダは社会保障制度が手厚く、例えば子ども手当なんかは日本の3~4倍になります。
・6歳未満(子ども1人につき)
年間最大 $6,400 ($533/月)=約53万円/年(約4万4千円/月)
・6歳から18歳未満(子ども1人につき)
年間最大 $5,400 ($450/月)=約45万円/年(約3万7千円/月)
※1ドル=83円で計算(2019年12月)

18歳までもらえるのもうれしいね!
移民受け入れに積極的
カナダのドルトー首相は2021年までに100万人以上の移民を受け入れると表明しました。
エンジニアなどの専門職や技術職での申請や投資、家族移民など簡単ではないですが移民を受け入れる基準が広く設定されています。
カナダに移民をしたいと思っている人にはうれしいですね(^^)/
高校まで教育費が無料

カナダでは、幼稚園年長~高校卒業まで教育費が無料になります(州によって細かい基準は異なります) 。
大学やカレッジについても、無料ではありませんが他の国に比べで安く設定されています。
例:公立大学は年間平均6000ドルほど(約50万円) 、州によっては約2800ドル(約23万円)のところもあります。

私のお義父さんは大学で働いているから、子ども(旦那や義姉・兄)は大学の費用も無料だったらしいです(‘Д’)
教育レベルが高い
教育費が無料&大学やカレッジが他の国に比べて安いのに、カナダの教育レベルは世界的に見て高い方なんです。
US News & World Reportによって行われた2019年の調査では、小学校から大学までの教育レベルでカナダは世界第3位に位置しています。
1:イギリス
2:アメリカ
3:カナダ
4:ドイツ
5:フランス
6:オーストラリア
トロント大学の研究から引用している論文が多く、最近よく耳にすることがあるので納得です。
※ちなみにトロント大学は大学レベル世界ランキング第18位(東大は74位)です。
(参照:US News & World Report)
治安がいい

カナダでは、日本と同じように厳しい銃規制をしていますので、凶悪犯罪はほぼありません。
とはいえ、ひったくりなどの軽犯罪はあるようなので注意が必要ですが、アメリカやヨーロッパなど他の国に比べると割と平穏で治安がいいとされています。

私は一度も怖い目にあったことないけど、地域によっては治安が悪い場所もあるから地域の犯罪情報はチェックしよう!
自然災害が少ない
カナダでは大規模な自然災害があまり起こりません。
- 大きな地震が来ない
- ハリケーンや台風なし
- 火山噴火なし
バンクーバーの方で稀に地震が来るようですが、日本ほど頻繁ではなくそれほど大きくありません。
小規模の自然災害としては、スノーストームやアイスストームが挙げられます。
ストレスが少ない

これはメンタル的な問題ですが、カナダでは自由度が高かったり、カナダ人の人柄、文化でストレスを感じることが少なくなります。
例えば日本でよくある
・マタニティーマークによる嫌がらせ
・電車の中のベビーカー問題
・満員電車
・〇〇ハラスメント
・残業/過労死問題
など自由度が低く、何かとイライラする(ストレスがたまる)機会が多いのが現状です。
カナダでは平気でバスの中にベビーカーを乗せたりしますが、誰も何もいいません(迷惑だと感じない)。
電車やバスでも人を押すほど無理に乗ろうとする人はいません。
些細なことかもしれませんが、ストレスに繋がる要素が少なく、のんびり穏やかに暮らせるのも住みやすさの1つかもしれませんね!
自然が多い
カナダの国土面積はロシアに次ぐ世界第2位(日本の約27倍)。
その国土面積の54%が森林という半分が手を加えられていない自然で覆われています。
都市から車で1~2時間郊外に行くと野生の動物にも遭遇できちゃいます(*’▽’)

都市にもリスやアライグマ、スカンクがいるよ!
人が優しい

カナダ人はとにかく優しくフレンドリーな方が多いです!
道に迷って人に聞くと、声をかけられた人だけでなく周りにいる人もこぞって教えてくれる、そんな光景をよくみかけます。
もう1つ私がカナダに来てびっくりしたこと。
ホームレスの人に食べ物を買ってあげたり、お金を渡したりすること!
日本ではホームレスの方に話しかけられたら、そそくさとその場を離れちゃう人が多いと思います。
カナダでは助け合いの精神が強いので、ホームレスの方がお腹を空かしていたら近くのお店で食べ物を買ってあげたり、お金を恵んであげたりしています。
私はそんな光景を何度も見かけ、カナダに来たばかりの頃は軽くカルチャーショックを受けました。

なんて素敵な人たちなんだ!って感動しました。
日本でそんな光景見たことないからびっくりしちゃった(‘Д’)
どんな人にも差別をせず、平等に優しく接する、私がカナダを愛する理由の1つです( *´艸`)
ペットフレンドリー

カナダにはペットショップがなく、ブリーダーや動物愛護施設から直接引き取るかたちになっています。
ペットを連れて電車やバスに乗るのもOK!
仕事場に連れてくる人もいるというから驚きです。
制限なくペットと共存できるところも住みやすいといわれる理由かもしれませんね(^^)/
色んな国の本格料理が食べられる
カナダは移民の国であるゆえ、さまざまな国の本格料理を食べることができます。
- 中華料理
- メキシコ料理
- イタリア料理
- フランス料理
- 韓国料理
- タイ料理
- インド料理
- 日本料理
- 客家料理
- アフガニスタン料理
- ジャマイカン料理
- トルコ料理
- アメリカ料理

カナダ料理がないのはちょっと残念だけどね
虫が少ない
カナダには虫がほとんどいません(*’▽’)
森の中に行けば多少はいるものの、都市部に住んでいると厄介な蚊はほとんどいませんし、ゴキブリも見たことがありません。
虫嫌いの人にはうれしい国です!
各国の食材も手に入れやすい

これも移民が多いからというのに関係するのですが、日本食材や韓国食材、インド食材などその国々の料理で必要な調味料や食材がカンタンに手に入ります。
他の国からカナダへ移住する方にとってはかなり助かります。
まとめ:カナダはのんびり平穏に暮らしたい方におすすめ!
今回はカナダが住みやすいといわれる18つの理由をご紹介しました。
ざっくりいうとカナダの人柄と環境がいいということですね( *´艸`)
ここで挙げた理由は海外の記事やレポートをまとめたり、私の主観も入っているので参考程度にしていただけたらと思います。
カナダ全体だけでなくトロントの住みやすさにも焦点を当てた記事も書いています。
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